看護師の中には、業務に追われながらこのままで良いのだろうかと自分の将来について考える人もいるでしょう。
一口にキャリアアップと言っても道筋は一つではなく、自分の専門性を深めたり、働き方そのものを見直したりすることも立派なキャリア形成と言えます。
自分がどのような看護師になりたいのか、どのような働き方を望むのか明確にすることが大切です。
キャリアアップの方法は、大きく3つの方向に分けられます。
1つ目は、特定の看護分野の専門家を目指すスペシャリストの道です。
たとえば認定看護師や専門看護師の資格を取得し、がん看護や感染管理、救急看護といった分野で高度な知識と技術を身につけます。
臨床現場でのケアの質を向上させるだけでなく、ほかのスタッフへの指導やコンサルテーションなど組織全体に貢献することが可能です。
2つ目は、組織運営や人材育成に携わるジェネラリストの道が挙げられます。
看護主任や看護師長といった管理職を目指し、チームや部署全体をまとめる役割を担うのが特徴です。
リーダーシップやマネジメント能力を磨き、より良い看護組織を作り上げていくことにやりがいを感じる人に向いているでしょう。
3つ目の方法は、働く環境を変える選択肢です。
病院やクリニック、訪問看護ステーション、介護施設、企業など看護師の資格を活かせる場所は多岐にわたります。
自分のライフスタイルや興味、関心に合わせて職場を変えることで、新たなスキルの習得や異なる視点を得られるはずです。
これもまた、自分の可能性を広げる重要なキャリアアップの形と言えます。
どの道を選ぶにしても、まずは自己分析を行い自分の強みや価値観を理解することが第一歩です。
そのうえで、研修への参加や先輩への相談を通じて情報を集め、自分に合ったキャリアプランを描いていきましょう。